砂丘といえば、さほど知識がない人でも鳥取砂丘が思い浮かぶと思いますが、砂丘とは?砂漠とは?その違いを知っていますか?
国土地理院によれば「砂丘は海岸の砂が強い風で運ばれ堆積してできた丘状、または堤防状の高まり」。砂漠は年間降雨量が250mm以下、または降雨量より蒸発量の方が多いために砂や礫、岩石の多い土地のこと。
~ニッポン旅マガジンより引用~
日本三大砂丘
・鳥取砂丘(鳥取県)
日本最大級の観光できる砂丘で、国の天然記念物にも指定されています。らくだライドなどで砂漠気分を味わえます。
・吹上浜(鹿児島県)
薩摩半島の西岸に広がり、約47km続く日本一長い砂丘。ウミガメの産卵地としても知られています。
・中田島砂丘(静岡県浜松市)
遠州灘沿いに広がる広大な砂丘で、天竜川の流砂によって形成されました。アカウミガメの産卵地でもあります。
ちなみに、面積だけでいえば、青森県の猿ヶ森砂丘(下北砂丘)が総面積1万5000haで日本一(長さは17km)なんだとか。
その他、代表的な砂丘に「庄内砂丘(山形県)」「内灘砂丘(石川県)」「稚咲内砂丘(北海道)」などがあります。
日本唯一の砂漠とは
日本に砂漠があるのを知っていますか?
「裏砂漠」と呼ばれており、東京都の伊豆大島(いずおおしま)”御神火”こと”三原山”(みはらやま)の東側に広がる、日本で唯一「砂漠」と国土地理院の地図に記載されているエリアをさします。
東京にあるなんて驚きですよね。

「裏砂漠」は国土地理院が発行する地図に唯一「砂漠」と表記された場所です。伊豆大島の象徴ともいえる三原山の度重なる噴火によって降り注いだマグマのしぶきが大地を焼き、植物を燃やし、一面黒い世界を作り上げています。噴火後も風が強く吹きぬける場所であるため、植物が定着しにくく、いわゆる“砂漠”的な光景がひろがっています。
~伊豆大島ナビより引用~
裏砂漠への行き方
「裏砂漠」へのアクセス方法は、主に大島温泉ホテルを経由するルートが一般的です。裏砂漠自体は富士箱根伊豆国立公園の特別保護地区に指定されているため、車両の乗り入れは禁止されており、最終的には徒歩での移動となります。
『アクセス方法』
1. 島内での移動手段
まずは伊豆大島へ渡航(船または飛行機)した後、島内の移動手段を利用して「大島温泉ホテル」または三原山山頂口を目指します。
- レンタカー・タクシー:
- レンタカーを利用すれば、島内を自由に移動でき、大島温泉ホテルの駐車場まで直接行くことができます。
- 元町港や岡田港からタクシーを利用することも可能です。料金や予約については、現地のタクシー会社(例:三原観光自動車)にお問い合わせください。
- 路線バス:
- 元町港や岡田港から、大島バスの「三原山山頂口」行きのバスに乗車します。
- バス停「大島温泉ホテル」で下車するのが便利です。最新の運行情報や時刻表は、大島バスのウェブサイトで確認できます。
2. 大島温泉ホテルからの徒歩ルート
大島温泉ホテルの駐車場が、裏砂漠へのハイキングコースの出発点となります。
- 大島温泉ホテルの駐車場の先にある「富士箱根伊豆国立公園 三原山内遊歩道案内図」の看板を目印に、ルート入口へ進みます。
- しばらく坂道を下っていくと、「裏砂漠線3.2km」の看板が見えてきます。
- ここから、火山礫で覆われた小道(一部ルートが分かりにくい場所もあります)をたどって裏砂漠の中心部へと向かいます。
- 片道約1時間弱のハイキングコースです。
注意事項
- 服装と装備: 足元は火山礫で滑りやすく、ルートが不明瞭な箇所もあるため、トレッキングシューズや靴底の厚い運動靴を着用し、十分な準備をしてください。
- 天候: 山頂周辺は天候が急変しやすく、強風時や濃霧時の散策は危険です。天候をよく確認して行動しましょう。
- 日差し: 遮るものが少ないため、帽子や水分補給などの熱中症対策も忘れずに。
いつもと一味違った大自然を堪能したい方は、裏砂漠も旅先の候補に入れてみてはいかがでしょうか?


