サッカーW杯、1次予選グループ決定「非常に厳しいグループ」どんな対戦国?

2026年、サッカーFIFAワールドカップ北中米大会のグループ分け抽選会が5日に行われた。FIFAランク18位の日本は、史上初めて「ポット2」としてグループ分けに参加。その結果、グループFでオランダ(FIFAランク7位)、チュニジア(FIFAランク40位)と同組になることが決定した。もう1チームは、ウクライナ(同28位)、ポーランド(同31位)、スウェーデン(同43位)、アルバニア(同63位)のうち欧州予選プレーオフ(PO)B組を勝ち上がったいずれかの国となる。欧州勢の2か国と対戦することになった。

森保監督は抽選後のインタビューで「非常に厳しいグループに入った。(オランダは)世界トップの力を持つ国」とコメントしている。

現在、グループリーグで対戦することが決まっている2つの国について、より詳しく見ていこう。

オランダ

FIFAランクで1位になったことのある国は今のところ8カ国しかないが、オランダはそのうちの一つ。東京都(1386万人)とほぼ変わらない人口しかいない小国にもかかわらず、長い間サッカー強豪国として君臨している。

2018年大会ではまさかの予選敗退となりW杯出場を逃したが、それ以外の直近の3大会では世界トップクラスの成績を残した。(2010年南アフリカ大会準優勝、2014年ブラジル大会3位、2022年カタール大会ベスト8)

オランダサッカーには、トータルフットボール」の思想が脈々と受け継がれている。流動的なポジショニングと高い技術力、個々の身体能力の高さ(オランダは平均身長が世界一高く、男性平均184センチ)で他国を圧倒してきた

チュニジア

現在FIFAランクとけして高いわけではないが、格下扱いできない相手だ。アフリカ予選を9勝1分け、22得点・無失点という驚異的な成績で突破していることから、今最も勢いのあるチームの一つであるのは間違いない。日本との対戦成績は1勝5敗と、大きく負け越しているが、2022年には3-0でチュニジアが勝利している。予選無失点の固い守備を日本は突破できるのか。

厳しい戦い

強豪ひしめくグループに入った上、予選リーグを突破してもブラジル・モロッコのどちらかと対戦する可能性の高い厳しい道のりとなった日本代表。だが、前大会でドイツ・スペイン、また最近ではブラジルに勝利した日本は、今や侮られるレベルのチームではもちろんない。オランダ監督も、日本を強豪国扱いするコメントを残している。

初のベスト8以上へ到達できるのか。W杯はもう間近だ。

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