【衝撃】「オコエ瑠偉」巨人を電撃退団、才能が開花しない理由は?

巨人・阿部監督との確執がささやかれていたオコエ瑠偉(28)だが、ついに巨人はオコエを自由契約にすると発表した。

2015年にドラフト1位で楽天に入団したオコエは、その類まれなる身体能力で未来を嘱望された選手だ。しかし2022年まで在籍した楽天ではついにそのポテンシャルを発揮し切ることができず、トレードに出された巨人でも安定した成績は残せなかった。

楽天時代から短期間活躍し、ついに才能開花かと期待されるタイミングは何度もあったオコエ。しかし毎回徐々に失速し、1軍と2軍を行ったり来たりするプロ生活を送ってきた。時折見せる才能の片鱗はやはり素晴らしいものがあるのだが、なぜ壁をブレイクスルーし切れないのだろうか。これまでのオコエの歩みを追ってみよう。

高校時代

オコエは高校3年生で東京都代表として出場した甲子園で18打数6安打1本塁打6打点、打率.333の成績を記録、一躍スターとなり、その名を全国に轟かせた。U-18ワールドカップにも、日本代表メンバーとして出場している。「走攻守すべてに積極性があり、冷静さもある」、「足と肩はプロでもトップレベル」とスカウトから評価されたように、その頭抜けた身体能力はプロとしても異例だった。楽天はオコエを1巡目で指名し、めでたくプロ選手となる。

楽天時代

高卒の新人野手としては球団史上初めて、春季キャンプを一軍でスタートするなど、当初から期待されていたオコエ。しかし、レギュラーに定着することはできなかった。2020年の契約更改では200万円減の1000万円で更新している。プロ野球選手として才能を開花できないだけでなく、奇抜な髪型や服装、さらに年収には不釣り合いな高級車を乗り回すことから、悪い意味で注目を集めていたオコエは、球団内で苦しい立ち位置にいたようだ。

巨人時代

巨人に移籍してからのオコエは、楽天時代よりも選手としての成長を見せていた。2024年にはキャリアハイとなる68試合に出場し、オフには倍増となる推定年俸2400万円で契約を更改。2025年も6月は月間打率.321と好調さを見せるも、7月は月間打率.152と不振に陥り7月28日に登録を抹消された。結局シーズン61試合に出場し、打率.246の成績で終えた。また、この年はオンラインカジノ問題で批判されることともなった。

今後のオコエの行方は

日頃の言動を批判されながらも、少しずつ結果を出し始めていたオコエ。その潜在能力が完全に目覚める日を、ファンは待ち望んでいた。巨人を退団したオコエは、海外リーグも視野に入れて出場機会増加を望んでいるという。どのような状況になるかはわからないが、その力が活かされる環境で、良い指導者に巡り合って頭角を現してほしい。オコエの才能を諦めていないファンは多いはずだ。

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