
作品の空気が一変する新展開へ
長寿枠として、根強い人気を持つ日曜劇場シリーズ。
その最新作『リブート』に、今最も勢いのある二人の若手俳優永瀬廉(26)とMrs. GREEN APPLEのキーボーディスト藤澤涼架(26)が新キャストとして参加することが明らかになった。
発表直後からSNSでは歓喜の声が相次ぎ、「この組み合わせは予想外すぎる」「日曜劇場の空気が一気に若返る」など、ハッシュタグが瞬く間にトレンド入り。作品への期待はさらに高まっている。
『リブート』は、停滞した組織や人間関係が“再起動(リブート)”していく過程を描く群像劇。物語はシリアスだが、人物の感情がぶつかり合う瞬間の温度が高く、初回放送から「これぞ日曜劇場」と話題になった。
そんな物語の中盤に、新たな風を吹き込む存在として登場するのが永瀬と藤澤だ。
永瀬廉が演じるのは、トラブル処理を専門にするコンサル企業の若手エース・神矢蓮(かみや・れん)。頭の回転は早いが、仕事の“正解”ばかり追い求め、人間味のある選択ができないタイプ。台本を読んだ永瀬は「正しさと優しさのどちらを選ぶかが常に試される役。視聴者の方にも一緒に葛藤してもらえると思う」とコメントしている。
一方、藤澤涼架が演じるのは、神矢とは対照的に“泥臭さ”で評価を上げてきた現場叩き上げの青年・志摩悠(しま・ゆう)。勢いで突っ走る性格だが、人の痛みには敏感という繊細さも持つ。藤澤は今回が日曜劇場初出演。「現場の熱量を真正面から受け止めながら、若さの勢いも持ち込みたい」と意気込む。
二人のキャラクターは劇中で何度も衝突する。
価値観も、働き方も、人生観も違う。
だが、とある“大きな事件”をきっかけに、互いの弱さや不器用さが浮かび上がり、少しずつ距離が縮まっていくという。制作関係者によると、この二人の関係性が後半の物語を大きく揺さぶる軸になるとのことだ。
永瀬と藤澤の共演は今回が初めて。制作発表の場で永瀬は「藤澤くんは現場での向き合い方がすごく真っ直ぐ。やり合うシーンが多いので、負けられない」と語り、藤澤も「永瀬さんのお芝居は温度が一定じゃなくて、瞬間的に空気を変える力がある。刺激をもらっています」と互いを称え合った。
また、今回の起用について、プロデューサーは「物語全体のテーマである“再構築”を体現できる世代として、フレッシュさと存在感を兼ね備えた二人を選んだ」と話す。経験値の違う二人が、同じ目標に向かって動き始める過程が作品の大きな見どころになるという。
彼らの加入が発表されただけでSNSが沸き上がったのは、人気だけではなく、二人が持つ“化学反応の予感”に視聴者が敏感に反応したからだろう。日曜劇場は、俳優の新たな一面を引き出す舞台としても知られる。永瀬と藤澤がこの作品でどんな変化を見せるのか、ファンならずとも気になるところだ。
物語は折り返し地点に入り、この先の展開はますます複雑に、そして熱くなる。
新キャストとして迎えられた永瀬廉と藤澤涼架が、どのように『リブート』の世界を揺さぶり、塗り替えていくのか――視聴者の期待を裏切らない存在になることは間違いない。


