今年末までに150店舗消滅へ「大量閉店」日本でも

アメリカで長年愛されてきたファミレスチェーン『デニーズ(Denny’s)』が、2025年末までに全米で150店舗を閉店する計画を実行に移しているとのこと。これは、経営再建の一環として前年に発表された大規模な規模縮小計画に基づくものだそう。

選定された多くの店舗はすでに閉店を済ませているとのことで、残りの店舗も順次、閉店作業が進められる。つい先週にも、カリフォルニア州の店舗がひっそりと営業を終了。
だが『デニーズ』はアメリカ国内では、現在も1,300店舗以上を展開しているため、名物のパンケーキやベーコンといった定番メニューを楽しめなくなるわけではないので、ファンはひとまず安心だ。

日本では…

日本の『デニーズ』はアメリカほどの閉店数ではないが、2025年には数店舗閉店しているようだ。

「大量閉店」といえば、ラーメンチェーンの「天下一品」や「釣具専門店」、「ヴィレッジバンガード」「いきなりステーキ」「イオンのフードコート」が話題になった。

「天下一品」
唯一無二の「こってり」濃厚スープで知られる人気ラーメンチェーン。「天一」は、京都・北白川で創業して50年以上、今や全国に約200店舗を誇るなど、長きにわたって根強いファンを抱える国内屈指人気店。

そんな「天一」は、今年6月末に大量閉店が報じられた。新宿西口店、池袋西口店、渋谷店など首都圏の店舗が突然、一気に10店舗も閉店してしまった。
その衝撃からわずか半年経った現在、なんと、各地で開店ラッシュが起きているという。

10月27日の「天下一品」公式Xにて、まさかの「新宿西口店」復活が報告されている。しかもその場所は、今年6月末に閉店となった旧新宿西口店の跡地(現在はラーメンチェーン「東京背脂黒醤油ラーメン 伍福軒 新宿西口店」が営業中)からわずか約20m、同じ並びにあるという。

また、11月17日に「北千住店」(東京)が新規オープン済み。12月3日には「東舞鶴店」(京都)が、12月9日には「三郷店」(埼玉)が、それぞれリニューアルオープンという形で復活を予定しているとのこと。

https://www.tenkaippin.co.jp/commitment/

大量閉店

「つり具の上州屋」
全国最大級の釣具専門チェーン「つり具の上州屋」(株式会社上州屋)も閉店が相次いでいるとのこと。

2020年頃のピーク期には全国に約200店舗を展開していた同店が、直近の店舗数は約110店舗ほどにまで激減している。今年8月から10月までのわずか3ヵ月の間に10店舗以上が閉店を余儀なくされているとの話も。

釣具店の閉店ラッシュは上州屋に限った話ではなく、他の大手釣具チェーン「タックルベリー」や「釣具のキャスティング」などでも昨年頃から店舗の閉店が続いているそうだ。個人経営の釣具店なども含めれば、釣り用品業界全体での「閉店ラッシュ」が起こっていると言える。

その理由は、「ダイソーの釣具」の影響が予想以上に大きかったのではないか、と釣り人たちは指摘。
100円ショップチェーン大手「ダイソー」では、生活雑貨やキッチン用品はもちろん、実は様々な釣具を取り揃えているそう。「釣り」は、コロナ禍を機に“密になりにくい”ことから需要が高まり、人気を集めていた。ただ一方で「初心者が始めにくい」印象が強いと感じる。
釣りへの興味はあっても、金銭的にもイメージ的にもハードルが高い。そんな人々がコロナ禍で急増したそうだが、2020年頃このタイミングで突如「ダイソーの釣具」が登場。

さすがに全商品が100円ではないが、それでもロッドが1000円、リールが500円など、プロショップの半額以下という破格値で販売。

ハードルが高い『専門店』とは違い、「簡単に手が届く価格帯」、国内に4600店舗以上を構えるダイソーは「ふらっと立ち寄れる気軽さ」、従来の釣具専門店にはない魅力だった。

以上が『釣り用品専門店』の大量閉店の一つだと言われている。

https://www.johshuya.co.jp/shop/top.php?s=70


タイトルとURLをコピーしました