
1996年11月23日に日本のバンダイから発売されたキーチェーンタイプの時計機能付き電子ゲーム『たまごっち』。当時、女子高生を中心に大ブームを巻き起こした同商品が、現在も大人気だという。
今年7月に発売された「Tamagotchi paradise(たまごっちパラダイス)」。平成に一世を風靡した「たまごっち」の“超”進化版ともいえる同商品は、「転売ヤー」によって高値で取引されるなど、手に入りにくい状況が続いているとのこと。
「たまごっちパラダイス」は、50以上の育成遊びや5万種以上ものたまごっちの育成ができ、さらにはデバイス同士での通信も可能と、遊び方のバリエーションが大幅に広がり、発売前から大きな話題を呼んでいた。
大手家電量販店「ビックカメラ」の担当者によると、「お子様だけでなく、20〜30代の女性や親子、さらにインバウンドでのご購入も多く見られました。商品軸では、本体以外の周辺商品や雑貨の販売も堅調であり、キャラクターIPの持つ力がますます高まっていると感じております」とのことで、同商品は現在も入手困難な状況が続いているそうだ。
『たまごっち』の歴史
1996年に発売された『たまごっち』だが、1998年に入るとブームが沈静化。それまでに経験したことがない大ブームに大増産を行ったバンダイは不良在庫の山を抱えることになり、在庫保管費などが経営を圧迫、1999年3月にメーカー在庫250万個を処分。不良在庫の処分により60億円の特別損失を計上し[37]、最終的に45億円の赤字となったそうだ。
社会現象とも言われるほどの大ヒットを記録した『たまごっち』だったが、それにもかかわらず、社内では失敗という声も出たそうだ。
そんな『たまごっち』だったが、2004年に復活を遂げ、1990年代のブームほどではないが国内外での売上個数は2007年6月末までに3000万個を超えた。
その後、2008年に再び人気は沈静化したが、『たまごっち』自体は液晶がカラー化したり、電源がボタン電池から単四電池2本へ変更したり、進化を遂げた。
その後も数年ごとに新作が発売され、「映画化」したり、キャラ同士の「結婚」ができるようになったり、「腕時計型」になったりと進化が止まらず、たくさんのコラボシリーズを含め、現在に至るまで多くのシリーズが存在する。


