年末年始ですね。
筆者はせっかく12月まで積み上げてきたものが、1月になることでリセットされる気がして嫌いです。
そんな年末年始にこそ観たい、爽快ぶち上げ映画をご紹介したいと思います。
2025年を何で締めくくり、2026年を何で始めるのか。ぜひ参考になればと思います。
2025の締めにおすすめ映画
『イノセンツ』
エスキル・フォクト監督作品

ノルウェーの田舎の団地のような、閉鎖された空間が舞台のこの映画。映画に漂う鬱屈とした雰囲気がたまりません。主役のこどもたちは、超能力に目覚めます。『みんな!エスパーだよ!』のように笑える展開ではないことはもうおわかりだと思いますが、『イノセンツ』に登場する”純粋な”こどもたちはその力をどう扱ってしまうのか。
目を背けたい、最後まで目が離せない作品です。
『RAW〜少女のめざめ〜』
ジュリア・デュクルノー監督作品

厳格なベジタリアンの一家で育った16歳の主人公。親元を離れ、大学寮で学校生活が始まります。ある日、新入生歓迎会の”通過儀式”で、生肉を食べることを要求されます。
この大学で安全に生きていくためには、食べないという選択肢はあり得ないでしょう。
家族のルールを破り、初めて肉を口にしたところから主人公の本性が徐々に目覚めていきます。
やっぱり映画の良いところの一つに、映画を見ている間だけは現実を忘れられるところだと思います。現実が入り込む隙がない。そんな映画です。
2026年始めにおすすめの映画
『BABYLON バビロン』
デイミアン・チャゼル監督作品

年末年始嫌いの筆者も、どうせ始まってしまうのなら楽しく行きたいものです。
『バビロン』はまさに”スタート”にぴったりの映画です。冒頭の20分ほど続くパーティー、そこから始まる188分の物語。観終わったあと、絶対嘘だと思うくらい一瞬です。全速力で駆け抜けます。1920年代のハリウッドの、映画界の革命は必見です。
『汚れた血』
レオス・カラックス監督作品

筆者が最も、冒頭で一気に鷲掴みにされた映画がこちら。何度見ても色褪せない、そんなシーンがあります。デヴィッド・ボウイのModern Loveで、2026年を最高の年にしてやりましょう。
この映画についてはあらすじは書きません。
なぜなら、1月10日から4Kレストア版を映画館で上映するからです!この記事を最後まで読んでしまったあなた、絶対に観に行きましょう。


