今年の冬至(とうじ)は、12月22日の今日。
そもそも冬至とは、太陽の高さが一年で最も低くなり、昼の時間が最も短く、夜が最も長くなる日のこと。天文学的には、太陽が黄道上で最も南に位置する瞬間を含む日を指します。ここから少しずつ昼の時間が長くなっていくため、古くから「再生」「陰から陽へ転じる節目」として大切にされてきました。
冬至は「陰が極まり、ここから陽が生まれる日」とされ、運気の切り替わりにとても良いタイミングなので、日本の風習や縁起担ぎを中心に、冬至にやると運気が上がることをご紹介します。

① 柚子湯に入る(健康運・厄落とし)
冬至といえば定番の柚子湯。
柚子の強い香りは邪気を払うとされ、血行促進・冷え改善にも◎。
「一年の厄を落とし、病気を遠ざける」という意味があり、健康運アップに繋がります。
できれば夜にゆっくり入るのがおすすめ。
②「ん」がつく食べ物を食べる(全体運)
冬至は「運(うん)を呼び込む日」とも言われ、
名前に「ん」がつく食べ物を食べると縁起が良いとされています。
代表例:
- かぼちゃ(=なんきん)
- にんじん
- れんこん
- うどん
- きんかん
特にかぼちゃは、金運・健康運の象徴として有名ですよね。
③ 部屋を少し整える(運気の切り替え)
大掃除までしなくてもOKなので、
- 玄関を拭く
- 古い紙や不要なものを1つ捨てる
など「小さなリセット」をすると、
冬至から始まる新しい流れに乗りやすくなります。
④ ゆっくり眠る・早めに休む(気の回復)
冬至はエネルギーが内側に向かう日。
無理に動くより、しっかり休むこと自体が開運行動です。
早く寝ることで、心身のバランスと運気が整いますよ。
⑤ 来年の「種」を思い浮かべる(仕事運・人間関係運)
冬至は「始まりの準備期間」。
紙に書かなくてもいいので、
- 来年やりたいこと
- 大切にしたい気持ち
を静かに思い浮かべるだけでOK。
行動はまだしなくて大丈夫なのがポイントです。
🌙 まとめ
冬至は「がんばる日」ではなく、
温めて・整えて・休む日。
そうすることで、自然と運気が上向いていきます。
冬至に日にやるとNGなこと
冬至は「陰が最も強く、ここから陽へ転じる節目の日」。
そのため昔から、運気の流れを乱しやすい行動は避けたほうがよいと考えられてきました。
迷信的な意味だけでなく、心身の状態という点でも理にかなっているものが多いんです。
理由とあわせて分かりやすく説明します。
① 無理をして頑張りすぎる
理由:エネルギーが最も弱い日だから
冬至は一年で最も「内向き」のエネルギーが強い日。
この日に無理に詰め込みすぎると、
- 体調を崩しやすい
- 気持ちが落ち込みやすい
- 判断を誤りやすい
と言われます。
「休むこと=サボり」ではなく、回復こそが開運行動の日です。
② 大きな決断・契約・ケンカ
理由:気持ちが極端になりやすい
冬至は感情が内側にこもりやすく、
- 悲観的になる
- 必要以上に不安を感じる
傾向があります。
この状態で重要な決断をすると、後悔しやすいと考えられています。
新しいスタートは冬至明けからが吉。
③ 冷たいものをとる・体を冷やす
理由:陰の気をさらに強めてしまう
冬至は「冷え」が運気低下に直結しやすい日。
冷たい飲食や薄着は、
- 免疫力低下
- 気力の低下
につながりやすいため避けたいところ。
だからこそ柚子湯や温かい食事が勧められてきました。
④ ネガティブな言葉を口にする
理由:言葉の影響を受けやすい日
冬至は「静かな始まり」の日。
この日に発した言葉や思考は、
これから伸びる運気の土台になりやすいとされます。
愚痴や自己否定は、運の芽を自分で摘んでしまうイメージ。
完璧でなくていいので、言葉だけはやさしく。
⑤ 夜更かし・不規則な生活
理由:自然のリズムに逆らってしまう
夜が最も長い冬至は、「早く休む」ことが大切。
無理に起きていると、
- 疲れが抜けにくい
- メンタルが不安定になる
といった影響が出やすいと言われます。
まとめ
冬至にやってはいけないことの共通点は、
「消耗」「冷え」「極端さ」。
逆に、
- 温める
- 休む
- 整える
この3つを意識するだけで十分です。
冬至は「何かを始める日」ではなく、次の流れに備えるための大切な1日。
やさしく過ごすことが、いちばんの開運になりますよ。
今年の冬至は、温かいお風呂と旬の食事で、ゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。


