『WEAPONS』11/28 日本公開

『ウェポンズ』日本では11/28に劇場公開されました。土日はほぼ満席の劇場も多く、なかなか観られない方も多いのではないでしょうか。筆者は月曜日のレイトショーで観ましたが、それでも前から3列目以降はほぼ満席と大人気でした。
そんな大注目のウェポンズを、ネタバレありで紹介していきたいと思います。
※ここから先はネタバレを含みます
※個人の感想であり、作品の考察に関して信憑性はありません
映画の内容と関係ないのですが、まずはキャストに驚きました。というのも筆者は大のmarvelファン。ウェポンズには、サノスとウォンとシルバーサーファーを演じている俳優が集っていたのです!知ってる人が出てくると、なんだか嬉しくなりますよね。
さてこの映画は、18人クラスのうち1人を除く17人が、一晩のうちに失踪したというところから始まります。しかも失踪した全員が同じ、夜中の2:17に家を飛び出してどこかへ走っていくのが、防犯カメラに映っていたりします。その走り方さえも全員同じなのですが、まるで子供が空を飛ぶ遊びをする時のような、両手を広げた走り方で、それがとても怖いです。この「走る」はたびたび登場し、インパクトもすごいのですが、それとは別に「止まる」もこの映画において印象深い行為でした。
普段生活してても、止まっている人って少し怖いときがありませんか?
実は映画が進んでいくと、とある存在に「走らされている」「止まらせられている」ことがわかります。どちらも、限界を超えた時間の長さでそれをすることを要求されているところが面白いです。
「笑いと恐怖は紙一重である」と漫画家の梅図かずおさんは言っていました。追いかけられている方は怖いけど、追いかける方にとっては楽しいと。
まさに映画館の中は笑いと恐怖が入り乱れていて、その、観客によって反応が違う様子も含めて非常に楽しめました。
ラストの痛快さは、クエンティン・タランティーノ監督の『デス・プルーフ』に近い爽快感があり本当に最高です。あれはカタルシスというやつでしょうか。抑圧された時間が長ければ長いほど、解放の瞬間の気持ちよさが増していきます。
映画は128分あるのですが、長さを感じませんでした。映画の構成の仕方もあり飽きる暇がありません。『ウェポンズ』は、ワーナー・ブラザースジャパンが配給する最後の洋画だそうです。皆様もぜひ映画館へ足を運んでみては?
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散りばめられた謎と伏線が、あまりに衝撃的なラストへと導かれていく展開に、「ネタバレ厳禁!!!」として世界中で大バズり!! 登場キャラクターそれぞれの視点で描かれる、知的好奇心を刺激するモキュメンタリーのような演出は、いまもなお考察合戦が繰り広げられている。ワーナーブラザーズ公式サイトより引用


