
現在活動休止中の「とんねるず」石橋貴明(64)が、久しぶりの近影を見せた。石橋は今年4月に食道がんを公表、同16日には咽頭がんも併発していたことも明かし、療養のため芸能活動をお休みしている。
3日、元プロ野球選手でタレントの杉谷拳士のSNSに登場した石橋。杉谷はインスタグラムに「【石橋貴明】帝京会の大黒柱 いつも僕たちを照らし続けてくれる貴さん。笑う時も、苦しい時も、変わらない温かさでそばにいてくれるその背中に、どれだけ勇気をもらってきたか分かりません」と帝京のOB会を開いたことを報告。
そこには、ヤクルトの清水昇投手、日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人入りした松本剛外野手、今季限りで引退する阪神・原口文仁氏、DeNAの山崎康晃投手の姿もあった。
また、杉谷は石橋との2ショット写真もアップ。石橋は以前よりだいぶほっそりしているが、力強くガッツポーズ。元気そうで大物オーラも健在に見え、ファンを安心させた。
表舞台から離れて約8カ月
9月11日発売の週刊誌に、8月下旬に撮影された石橋の近影が掲載されたが、その姿は活動休止前よりもかなり痩せ細っていた。被っていたキャップからは白髪が覗き、着用していた服が大きく見えるほど首や腕もほっそりとした印象だった。
石橋は体格が大きかっただけに、まるで別人のような風貌に衝撃が広がっていた。その当時、芸能界の仲間たちも石橋を心配していた。お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼(54)は9月18日深夜放送のラジオで、「激痩せ報道」を心配して石橋を食事に誘ったことを明かしていた。矢作によれば、石橋は「7キロぐらい痩せた」と言い、その場で全ての手術跡を見せてきたという。
今回の近影も以前より痩せはしたものの、8月下旬の姿よりは体型が戻ってきているように見え、り肉付きがよくなっている印象。
10月22日に64歳の誕生日を迎えた石橋
自身の公式Xを更新し、「大丈夫!元気ですよ!」とファンに伝えている。
石橋は、2024年の秋頃から体調不良を感じ、今年2月に検査を受けたところ食道がんが見つかったと動画内で話している。早期の発見だったとのこと。
一部ファンの間では、石橋が『MLB東京シリーズ』のスペシャルナビゲーターを務めていた際に、声がガラガラで出ていないとして心配の声があがっていた。
食道がんは、初期には自覚症状がないことがほとんどとのこと。がんが進行するにつれて、飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、嗄声させい(声のかすれ)などの症状が出る。
食道がんの主な要因は、喫煙と飲酒とされている。特に日本人に多い扁平上皮がんは、喫煙と飲酒と強い関連があるという。飲酒により体内に生じるアセトアルデヒドは発がん性物質であり、この物質を遺伝的に代謝しにくい人は食道がんリスクが高いことが分かっているそう。また、喫煙と飲酒、両方の習慣がある人では、より危険性が高まるといわれている。
さらに、栄養状態が悪い、果物・野菜をあまり摂取しない(ビタミン不足)などの食習慣も、食道がんの発生に影響していると考えられている。


