
YouTuberとしての顔も持つ、覆面ホラー作家、雨穴(うけつ)。
最新作である小説『変な地図』(双葉社)は、今年10月31日の発刊から70万部を超えるヒットになっている。
『変な家』『変な絵』『変な家2』に続く『変な』シリーズ4作目となる『変な地図』は、映画化もされ社会的ヒットになった『変な家』以来4年ぶりの長編とのこと。
『変な地図』あらすじ
今作の主人公は、シリーズに度々登場する雨穴の友人「栗原」。
2015年、大学生の栗原は、意外な事実を知る。
彼の祖母が、正体不明の古地図を握りしめて、不審死を遂げたという。
その古地図には、7体の妖怪が描かれていた。
これはいったい何なのか。なぜ、祖母は死に際にこんなものを持っていたのか。
謎を探るため、栗原は旅に出る事に。
そこに待ち受けていたのは、海沿いの廃集落、不可解な人身事故、潰れかけの民宿、因縁に満ちたトンネル、そして古地図に秘められた悲しい事実だった――。
祖母はなぜ死んだのか?
妖怪の正体は?
ホラー、ミステリー、サスペンス、冒険、青春、恋愛……
2024年書籍売り上げ1位!雨穴が送る異形の王道小説。
あなたには、この「古地図」の謎が解けますか?
https://www.futabasha.co.jp/book/97845752481040000000?type=2 より抜粋

「雨穴」とは
雨穴(うけつ)は、日本のウェブライター、小説家、YouTuber。本名、素顔、地声などがすべて非公開の覆面作家。
作詞作曲、演奏やダンスまですべて自身で創作可能な「異形界の米津玄師」とファンの間では親しまれている。
かつては漫画家を目指していたそうで、別名義での活動もあったとされるが、自身の画力に鑑み、漫画での表現ではなく文章で表現する方向へ転向したとのこと。
2018年、ウェブメディア『オモコロ』の新人賞に記事「VRAVよりも楽しくAVを見る方法」を応募したことをきっかけに、オモコロのメンバーとしてウェブライターの活動を開始している。
YouTubeを始めた当初は、スーパーで働いたそう。お客や同僚に気付かれるのが恥ずかしかったことから、仮面と全身タイツに変声機を使った姿となったと話す。かなりの長身で、自身が出演したテレビ番組で身長は183.5cmであると明かしている。

雨穴さんはウサギが大好き
Youtubeに投稿している動画はすべてが100万回以上再生されており、複数本の動画は1000万~2000万回以上の再生数を誇る。
2025年11月6日よりビルボードジャパンが始めた日本初となる総合書籍チャート「Billboard JAPAN Book Charts」第1週目の「JAPAN Book Hot 100」で『変な地図』が1位となった。
授賞式に参加した雨穴は、自作曲「STORE LIGHT SERENADE 〜ストアライト セレナーデ〜」を披露(口パク)。
背景のスクリーンには映像が出され、「作詞 作曲 編曲:雨穴」という文字と、ギターやドラム、ベースを演奏する雨穴自身の様子が映された。
文化が誰かの仕事のもとで成り立っていること、小説が誰かの出会いに繋がる喜び、賞を獲得した嬉しさなどを歌とダンスで表現していた。


