
講談社の漫画アプリ「マガジンポケット(マガポケ)」で連載されている『みいちゃんと山田さん』という漫画が話題になっている。
「マガポケ」は少年マガジンの公式アプリで、その総合人気ランキングで人気作品をおしのけ、堂々の1位になることもある。
『みいちゃんと山田さん』は、亜月ねね氏による作品。もともとはX(旧Twitter)上で掲載されていたものが話題となり、それがきっかけで「マガポケ」での連載につながったそう。「マガポケ」では、2024年9月8日より連載。
「ネタバレなし」登場人物紹介
2012年の新宿・歌舞伎町を舞台に、キャバクラの新人としてデビューしたみいちゃんと、同僚の山田(やまだ)を中心人物として描く。
・みいちゃん/中村 実衣子(なかむら みいこ)
1991年12月21日生まれの21歳。本作の主人公。
キャバクラ「Ephemere」で新人としてデビューすることになった。身長は148cmと小柄で、目がぱっちりした可愛らしい容姿をしており、実年齢よりかなり幼く見える。髪は幼少期より茶髪のショートカットで瞳はピンク。
良くも悪くも愚直で言動に裏表がなく、中卒で簡単な漢字が読めなかったり、来店客の前でも本名や住所を公言し、自分や同僚の個人情報の扱いにも度を越して無頓着だったりすることから、周囲からは「可哀想」だというレッテルを貼られている。
人懐っこい反面プライドが高く、体験入店時点からグラスを落として割るなどのミスを繰り返すが、叱られることを嫌いしばしば癇癪を起こし泣き叫ぶ。自分の知的障害の可能性も受け入れようとせず、支援の手も拒絶する。
・山田さん/山田 マミ(やまだ マミ)
1991年10月生まれとされている(作者のXより)。本作では準主人公の位置。
大学に通いながら歌舞伎町のキャバクラ「Ephemere」で働く女性。この店でみいちゃんと出会うことになる。
金髪碧眼、ロングヘアのスレンダーな美人で、「マミ」は源氏名、「山田」も偽名である。
過干渉で教育に厳しい実母により傷つきながら育っており、そのストレスから摂食障害が現れている。どこか自分の過去と重ねるような形でみいちゃんを気にかけて関わっていく。
かわいらしい絵柄とはかけ離れたストーリー…
可愛らしい絵柄に反した、DVや近親相姦などの内容のリアルさや深刻さが特徴となっている。
みいちゃんについて読者からは軽度の知的障害ではないかという意見が挙げられているが、作者の亜月氏によると、みいちゃんがどんな子なのかは読者の想像に委ねており、障害福祉を描くことを目的にしているわけではないといのこと。
一方で、執筆するにあたって、家の本棚にあった少年犯罪や心理学系の書籍を読んでいたほか、支援学校の職員や、風俗業で働く女性たちの生活・法律相談などの団体への取材を行っているそう。
SNSの黎明期で、現在よりも夜職がアンダーグラウンドな扱いだったり、変な子がいても「不思議ちゃん」扱いされたりするような2010年代の独特な雰囲気を再現することを意識して描写されている。
性的な描写については、それを作品の売りにはしておらず、若い女性読者も多いため、生々しく見えすぎないように心がけているという。
「マガポケ」を始め、「ピッコマ」や「めちゃコミ」などでも読めるので、興味があったら読んでみてはいかがだろうか。でも、それなりの覚悟を持って読んだ方がいい…ネットでは、「『ウシジマくん』の一番キツイ回が永遠に続いている」などとの感想が上がっている。


